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世話を焼いてくれる友人が正直重荷になっています

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うつ病になって仕事を休職して療養しているのですが、親身になって世話を焼いてくれる友人がいます。ただ、それが私の為を思ってというよりは友人自身がうつ病の友人を助けているという親切の押し売りのような状態になっていて正直、その友人の存在が重荷でしばらくそっとして置いて欲しいというのが本音です。

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White77 / Pixabay

元々その友人とは大学時代から仲良くしていて、よく一緒に飲みに行ったり遊びに行ったり一緒に行動していました。一時期その友人が仕事上の悩みが原因で落ち込んでいたことがあり、その時期も変わらず付き合いが続いていて、その後友人は上手く行かなくなった仕事を辞めて労務関係の仕事に転職してからは上手く行っているようでした。
後日談として聞いた友人自身の話では、その上手く行かなかった時期はうつ病になったが、自力で克服したということでした。確かに、深く悩んで落ち込んでいたのは確かなのですが、通院したというわけでも診断を受けたわけでもなさそうなので、友人自身が完全なうつ病だったのかはわかりません。

とにかく、そんな折に今度は私が仕事のストレスから病院で診断された正真正銘のうつ病にかかって休職をしているわけですが、その友人はついに仲間が出来たとばかりに張り切ってしまいました。もちろん、私自身がうつ病でどん底の状態になってしまい、そんなときに気にかけてくれる友人が存在することは、当初はとても心強く安心しました。
うつ病になったと連絡すると「お前の性格からしていつかそうなると思っていた。とりあえずパーッと飲みにいこうぜ。」といった具合です。

休職期間の当初から友人に毎週のように飲みに誘われ、「うつ病の治療法は身体を動かすことだから俺と同じスポーツクラブに入会したほうがいい。」とか「この自己啓発本は自分がうつ病にかかったときに読んで役に立ったので読んでみろ。」とその友人なりの民間療法をどんどん勧めてきました。その友人自身には効果があったかもしれないけれど、私自身はうつ状態で全く何もする気が起きず、正直勧められることが負担でした。それでも弱りきった状態の私はそれらを断る気力も無く、自己啓発本を受け取ったり、スポーツクラブに入会したりしました。

悲しむ男性

geralt / Pixabay

自己啓発本は全く開きませんでしたが、慣れないスポーツクラブで運動することで気が晴れる日も少しはありました。それでも、毎週のように「本は読んだか?」とか「スポーツクラブには週何回行ってるんだ?今は休職中だから毎日でも行ったほうがいい。」など生活習慣まで監督されているのはやはりうつ病患者の自分には負担です。

その友人は、自分が労務関係の仕事に就いているという自信から自分をカウンセラーだと自称し、かつて自分が仕事で落ち込んだ状態から立ち直った経験から、うつ病を克服したという自信を持って私に接してきます。
「お前は運よくカウンセラーの友人が付いているからすぐ回復する。俺のうつ病経験を生かせるからお前にとってラッキーだ。」とポジティブに言ってくれるのですがどうもそれが私のことを心配して心から気遣っているというよりは、私がその友人よりも人生において下に見られる状態になったことを喜んでいるように見えて仕方がありません。

私自身は通院している病院の先生が処方する薬をしっかり飲んで、同じ病院で受けている臨床心理士の先生のカウンセリングで認知療法をして、自分のペースでうつ病を克服していきたいと考えています。ところが、その友人は時折「その抗うつ薬は副作用ばかりでいい話を聞かないから、先生の話を鵜呑みにせずに自分で減薬したほうがいいぞ。」とか「同じカウンセラーの俺から見て、そのカウンセラーの言うことは信用できないな。」と自分が臨床心理士なわけでもないのにプロの治療方針に口を挟んできます。

こんなこともありました。いつものように会った時に酔った勢いの友人から「お前ももう休職して3ヶ月だ。俺も同じうつ病になったけど3ヶ月で復帰した。何も考えずに遊んでいる時期は終わったので、これからはちょっと無理をしてでも職場復帰を考えたほうがいい。心療内科はずっとお前を休ませて薬を買わせて売り上げを増やしたいから復帰を急がせないけど、俺のカウンセラーとしての意見はもうそろそろ復帰すべき時だ!俺はカウンセラーとしての立場から敢えて厳しいことを言わせてもらった!」と宣言されました。
その後私は数日間布団から出ることもできず、ただただ自分を責め続けました。友人の言うことは極端に感じるけれど事実だ。自分でもうすうす感じているが、自分は休職して何の責任もない状態で傷病手当金の世話になって悠々自適の生活をしていてそれに慣れてしまっている。自分は怠け者で、心療内科の先生や臨床心理士の先生から優しい言葉を掛けてもらってそれに甘えているだけでないのか。という自問自答に苦しみました。

Friend

Wokandapix / Pixabay

そんな風に、自分なりのペースで療養を続けて少し光が見えるたびに、その友人からの無神経なアドバイスに振り回されては、友人にも一理あると思って自分を責めてしまったり、そんな無神経な友人のアドバイスすら突っぱねることが出来ない自分が嫌いになったりを繰り返しています。

親身になってくれる友人は大切ですが、うつ病克服方法などの経験は人によってそれぞれ違うもので、治療方針などに口を挟まれることは特にうつ病患者にとって非常に重荷です。
まして、彼の場合本物のカウンセラーでもないし、実際に私と同じようなうつ病であったかもはっきりしません。今はそんな友人のアドバイスはある程度聞き流して距離を取ることに成功して気持ちも安定していますが、今後またその友人がずけずけと私の心の中に土足で踏み込んできたらどうしようというのがとても不安で悩んでいます。

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