本当にそれでいいの? カウンセリングサービスの特徴と注意点について

うつ病かもしれないと思っている人、そして今現在うつ病の人にとって一緒に病気を治していく主治医を誰にやってもらうのかというのは非常に大切なポイントです。誰だって良心的かつ経験豊富な主治医に診てもらいたいというのが本望だと思います。

うつ病の疑いがある人やうつ病の人が利用することになるかもしれないサービスのひとつがカウンセリングサービスです。そこで今回はカウンセリングサービスの特徴と注意点についてお話したいと思います。

カウンセリングサービスとはどういうものがあるのか?

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うつ病が進行すると家に篭りがちになり、病院へ行かなければいけないと頭ではわかっていてもなかなかいけない状態になることがあります。また、自分はうつ病かもしれないけれど、わざわざ病院へ行くほどではないか、と考えている人もいるでしょう。

このような人たちにとって便利なのが電話やメールでのカウンセリングサービスです。昨今ではスカイプなどのインターネット電話サービスを使い、お互いの顔を見ながらカウンセリングサービスを受けることもできます。

カウンセリングサービスのメリットとしては主に下記の3つが挙げられます。

・場所を選ばないこと
・無料(初回のみ)で受けられる
・好きな時間にカウンセリング受けることができること

次にそれぞれのサービスの特徴を見ていきましょう。

カウンセリングサービスの種類と特徴について

① メールカウンセリングの特徴

まず、メールでのカウンセリングサービスの場合、当然ながら場所を選ぶことはありません。指定されたメールアドレスに自分の体調や生活環境、不満に思っていることを話し、後日、カウンセラーから返事をもらうことができます。

メールでのカウンセリングはweb上で過去の相談内容が公開されていることもあります。もちろん名前は匿名です。

過去の相談内容は実話なだけに、参考にできる部分が多く、実際にメールカウンセリングを利用する前に読むだけでも多くの知識を得ることができます。

また、電話やスカイプなど、声に出して言葉にするよりも一度文章にしたほうが自分の気持ちを整理しやすく、メールカウンセリングを受けるための文章を考える時点で自分自身の体調の変化や生活のマイナスポイントに気づくことができるかもしれません。

時間を選ばないのもメールカウンセリングの大きなメリットです。

② 電話でのカウンセリングの特徴

電話でのカウンセリングは下記に該当する人にとって有効なサービスのひとつです。

・誰かに自分の状況を話したいけれど、顔を合わせて話すのはちょっと嫌だ
・近場に精神科を取り扱っている病院・クリニックがない
・病院やクリニックなどに行く前に、電話カウンセリングを試しておきたい

初回に限り、無料カウンセリングを実践しているところもあり、金銭的に負担がかからないのも嬉しいポイントです。

10代・20代の若い人は、電話をかける機会も少ないため、電話でのカウンセリングを利用したいとはあまり思わないかもしれませんが、電話の使用頻度が高い50代・60代の人にとって電話カウンセリングは利用しやすい手段でしょう。

③スカイプなどのインタネット電話サービスの特徴

やっぱり話す相手の顔を見ながら相談をしたい!という人に便利なのがインターネット電話サービスを使ったカウンセリングです。時間も場所も選ばず、しかも通話料も無料なのがインターネット電話サービスの大きなメリットだと言えます。

インターネット電話サービスを日常的に使っている若い世代の人にとっては、メールや電話よりも信頼性が高く、馴染みもあることから落ち着いて話すことができるという人も多いでしょう。逆にインターネット電話サービスを使い慣れていない人にとっては、使うことに対してためらいを感じるかもしれません。

インターネット電話サービスを使い慣れている人にとっては、ほぼ現実に行う面談と変わらない感覚でカウンセリングを受けることができるため、慣れている人にとっては一番良いカウンセリング手段だと言えるでしょう。

病院やクリニックの初診料よりも料金が高い!?

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時間も場所も選ばないカウンセリングサービスはメリットばかりのように感じる人もいるかもしれませんが、注意したい点があります。

カウンセリングサービスは電話やインターネット電話サービスを利用したい場合は料金が発生します。電話に関しては初回のみが無料で、以降は料金が発生するという流れが多く、時間によって区切られています。

病院やクリニックの初診料は、それぞれ詳細が異なるため、一概に料金を決めつけることはできませんが、一般的には3,000〜6,000円程度で受けられる場合が多いです。

電話やインターネット電話サービスを使ったカウンセリングサービスを利用した場合、約1時間利用しただけでも3,000〜5,000円ほどかかります。さらに面談カウンセリングの場合は1時間で1万円を超えることも少なくありません。またメールカウンセリングでも1ヶ月単位で料金が発生することがあります。

もちろん病院やクリニックでの初診とカウンセリングは内容に大きな違いがあります。病院やクリニックでは面談することで患者の病状を把握し、適切な薬の量や治療方針を決めていきます。カウンセリングでは薬を使用せず、患者の相談を受け、助言や指導をしていきます。料金に違いが出るのは当然といえば当然でしょう。

しかし、過去にうつ病にかかり、クリニックで治療を続けた私にとって、このカウンセリング料金は少し高く感じます。というのも、病院やクリニックの初診でも担当医が助言や指導はちゃんとしてくれるからです。しかも、私が通っていたクリニックでは、患者ひとりひとりにまとまった時間を用意してくれていました。

私の初診の場合、担当医との面談は30〜40分ぐらいで終わりましたが、おそらく私がもう少し話したいと申し出れば、1時間以上付き合ってくれていたと思います。また、担当医のほうから次の患者の時間が迫っているなど、急がせるような発言は一切ありませんでした。

先に述べた病院やクリニックの初診料には薬代や検査代も含まれています。しかも、2回目以降の受診はさらに安くなり、おそらく2,000〜3,000円程度で受診することが可能です。

カウンセリングサービスの場合は、1回ずつ料金が発生することが多いため、継続しても料金がお得になったり、安くなる場合は少ないです。病院やクリニックでも専門医の助言や指導はきちんと受けることができるため、長期的に考えると、病院やクリニックのほうが安くなることが多いでしょう。

まとめ:答えはひとつじゃない

私はカウンセリングサービスを否定しているわけでありません。カウンセリングサービスのほうが自分の性格に合っていることや、地方の人は交通費などを考慮すると、カウンセリングサービスのほうが有効的な場合もあるでしょう。

しかし、うつ病にかかっている期間というのは、働くことが難しく、金銭的に余裕がない人もいると思います。カウンセリングサービスだけに注目するのではなく、近場に精神科を取り扱っている病院やクリニックがないかどうか、最低でも1度は探してみましょう。

また、カウンセリングサービスにしろ病院やクリニックの治療にしろ、ひとつの場所に決めつけるのはよくありません。自分に一番合った方法や場所、負担にならない料金形態を探し続けることが、うつ病を早く治すことの第一歩に繋がるでしょう。

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