私は、2年前の10月に初めて抑うつ状態と診断されました。
その日は突然でした。体がだるく、熱っぽかったので、風邪だと思い内科を受診し、薬をもらい熱は下がりました。しかし、朝、起きれなくなってしました。なんと表現したらよいかわからないですが、とにかく起きれないのです。仕事に行かないといけないと思ったのですが、起きれなく、嫁が起こしに来たのですが、「起きれない。」と言ったところ、病院へ行こうと言われました。
病院での診断を受けて
その頃は、仕事もうまくいかず、焦っていました。また、仕事の成績の割には忙しく、毎日、帰って来てはご飯も食べず、ベットへ直行でした。嫁曰く、「目が死んでいる。」と感じていたようで、声をかけようにもすぐ寝てしまうので、話ができていませんでした。
起きれなくなった日は、病院は一軒しかやっていなく、そこへ行きました。精神科の病院でした。先生と話をして、特に「死にたいと思っていませんか?」とかなり聞かれたのを覚えています。私は、「死んでいく情報をテレビで見ると羨ましく感じる。」と返答し、うつの症状があると診断され、体の他のところが原因でないかと調べるために検査をしました。検査代は全部で1万5千円くらいかかったと思います。
後日、診断は「抑うつ状態」、自宅療養と診断を受けました。会社は休職し、薬はひとまず拒みました。しかし、1週間経っても状態は変わらず、先生のいうことを聞いて、薬を飲むことになりました。
先生から、新しい薬があり、それが効き目のあるものがあり、すすめられました。それが「リフレックス錠」でした。
その日の夜から、服用開始しました。3日間眠り続けました。とにかく、副作用は眠気と口の渇きがひどかったです。また、私は、慢性じんましんで悩んでいましたが、その薬を飲んでから、まったく痒みすら出なくなりました。
最初は、家にいて、呆然とし、何もできずに、嫁や家族に悪いなと感じながら過ごしていました。服用を開始してから、1週間たったころから体が動かせるようになり、家事をとにかくしていました。ただ、朝が起きれなく、昼に目が覚める生活でした。
薬を飲んでしばらく経ってからの話
1か月経つと、私はもう働けると思い、先生に復職したいと言い続け、怒られていました。私は、せっかちなので、それが焦りとして出ていたのだと思います。そのうち、職場の信頼できる上司が連絡をくれ、今後のことを相談し、会社には戻る形で、話を進めていくこととなりました。
2か月後、復職しようと人事権のある上司に相談すると、薬を飲み続けている間は復職は認めないと言われ、この人やめさせたいんだなと感じました。しかし、今は薬を飲んでいても働けるし、先生の診断があれば、会社は拒めないようです。本社の方から、復職するように連絡が来て、復職してからは時間通り、通常業務に戻ることができました。
その半年後、薬の服用をやめ、元通りの生活に戻ったと思ったのですが、それが甘かったのです。
今年の初め、嫁の祖母が急死し、私たちは嫁の父母の手伝いで、葬儀の手伝いや後始末を手伝っていました。相当、忙しかったです。その頃、仕事も成績もよく、忙しく休みのない生活を送っていました。そうすると、また、家に帰っては寝るの生活が始まったのです。嫁も異常を感じ、「休めないの?」とよく言葉をかけられました。私は、「休めない。」と返答していました。これが、うつになる人の特徴の一つです。
また、その日が来ました。起きれないのです。さすがに、私も「まずい。」と思い、すぐに病院に行くと、「抑うつ状態で自宅療養が必要」と診断を受けました。それでも、私は、診断を無視し、働きました。しかし、良くなることはなかったです。休むことを決断し、薬の服用を再開しました。今回は、副作用を以前経験していたので、すぐに体調は戻りましたが、今は、「再発したらどうしよう?」という思いが強く、復職を迷っています。
もううつの再発はしたくありません。
現在、休職して1か月半くらい経ち、体的には回復し、家事、料理、家の掃除などをやっています。資格もほしいので、勉強もしていますが、また、同じ場所で働ける自信がないです。今回は、前回とは違って、私を信頼してくれていたお客様を捨て、休んでいます。「待っているよ」と連絡をくれるお客様もいて、大変ありがたいのですが、体力的に今の会社の仕事を続けていけるか自信がありません。上の子も来年から中学生で、お金がかかっていく年齢になっていきます。そこを考えると、もう再発はしたくないです。
求人情報を毎日見ますが、私の仕事は一般の人は嫌がる多忙な仕事で、同じ業種の求人は多いです。ただ、体力的に本当にできるのかが自信が持てません。しかし、やりがいはあり、私には合っていた仕事ではないかとかなり悩んでおります。
ただ、一つ言えるのは焦らないことです。病院の先生のいううことは聞いたほうが良いです。悪い先生でなければ、言っていることを正しいと思います。
また、私が服用している薬「リフレックス錠」は、体験しておすすめです。その方々にあった薬もありますが、私にとっては恵みの薬です。