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うつが周りに理解してもらえず苦労します

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うつ病を患ってもう20年以上になるベテラン患者です。
発病当時から職場ではまったく理解を得ることができず、「普通に勤められないなら辞めてくれ。」とか、「君のような人間がいたら迷惑なんだ。」などと病状を悪化させる発言が上司や同僚から相次いで、休職と復職を繰り返しましたが、結局3年前に退職せざるを得なくなりました。
家内がフルタイム勤務に戻ってくれて、困らない程度の生活ができる見込みができたので、気分一新で引っ越しました。

 

引っ越しと職場さがし

一戸建て
引っ越しと同時に仕事を探し始めましたが、病気を理由にうまく行かず自宅で家事を担当することにしました。
そうなると、今度は近所の目が気になり始めました。年齢的にまだ定年退職ではないことは明らかですし、在宅勤務にしては、毎日買い物に行ったり、ゴミ出しする姿を見られると気まずくなってきて、どうしても引きこもりがちになってしまいました。
理解を得るためにもいっそご近所には病気を公表しようか、とも考えましたがこの病気はまだまだ認知されていないので、変に警戒されたり気を遣われたりすると逆に苦しくなってきて、住み辛くなっては困るので未だにどうしようか検討中です。
以前の職場と同じように「単なるなまけ病」とか「本当はちゃんと仕事できるんだろう?」とか「給料泥棒」と言われたりするとまた引っ越しせざるを得なくなりそうで、とても言い出せないと思います。
それでも見た目は健康そうなのに、毎日ずっと家にいるだけでどう思われているのか考えても、それはまた不安がいっぱいになります。
中には探りを入れてこられるのか、「お仕事はどうされているのですか?」とか、「どちらにお勤めですか?」とか顔を合わせたときに聞かれてしまうこともありますが、「家で自営業をしております。」とか、「不定期勤務です。」とか適当に答えるようにしていますが、本当のことを言い出せない自分に後でストレスを感じてしまいます。
また、感情の波が激しいので時には人と挨拶もしたくない気分のときもありますが、食材や日用品の買い物には出かけなければならないので、人目を避けて人の少なそうな時間に出かけようとするのですが、そんな時に限って近所の人に出くわしたりしてしまいます。こちらとしてはうつ状態を知られたくないので、必死に笑顔を作って挨拶して話を合わせようとしているのですが、そんなときに限って長話をされたりして、分かれた後スーパーのベンチでしばらく動けずにいるくらいに精神を消耗してしまいます。
家事全般を担当すると言うことは地元の清掃活動や行事にも参加することになるので、清掃の日などに話しかけられたりすると、こちらのことを根掘り葉掘り聞かれないかと前日から眠れなくなることもあります。

最近ではあまりに家に籠もってばかりだと、体力的にも衰えたり、ストレスもたまってくるのでスポーツジムのマシントレーニングに定期的に通うように心がけています。ただそうなると、ジムの前で近所の人に出くわしたりしないか心配で、ジムを出るときにも人通りを警戒しなければならなくなりました。
「自宅で仕事もせずにジム通いってどう言う仕事の人?」とまた不審がられてしまう種を増やしてしまいそうで、ジムの行き帰りも気が休まらない状態になります。
また、休日にはうちの子供と遊んだりするのですが、このときにはもっと苦しくなります。
近所の子供が寄ってきて一緒に遊ぼうとするのですが、子供はストレートなのでお父さんの仕事の話とかをしてきて、「おじさん仕事は?毎日家にいるけど。」とか聞かれてしまいます。
「おうちで仕事だよ。」と答えることが多いのですが、そうするとうちの子供が、「お父さんはご飯作るお仕事。」と家庭内の話を始めてしまうので、何度か逃げ出してしまいました。

 

うつ病は理解してもらいづらい

うつ病に悩む男性

病気にはどんな病気にでも患ったもにしかわからない苦しみがあるものです。
うつ病を患って症状以外で苦しむことは、見た目に辛さがわからない、ということが大きいと思っています。
怪我のように見た目でわからないので、周りに辛さを理解してもらえないことがこの病気の苦しみです。
そして、精神の病についてまだまだ誤解と偏見を持っている人がとても多いので、言い出すことすら難しくなってしまっている点もこの病気の苦しさです。
見た目にわからない辛さは口に出して言えればまだ理解を得ることも出来ますが、大抵は言い出したことによってもっと苦しい立場に追い込まれてしまうので、苦しいとさえ言い出せず毎日をやり過ごして行かなければならず、それがどんどんスパイラルになって自分を苦しめて行きます。
それは家族についても言えるので、私も家内に余計な心配を掛けたくないので一人の時にどれだけ症状が重くなったり、不眠で苦しいときでも口にも顔にも出せないことがほとんどです。
うつ病への理解が深まって偏見が減っていけば、病状が好転せずに悩んでいる私のような者が少なからず減るのではないかと考えています。

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