うつ病克服体験記

不眠症とうつ病の違い

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私も不眠症には長らく悩まされてきました。というのは三交替制でハルシオンを長らく飲み続け、最近ではこれが効果があまりありません。私はうつ病ではなく入眠障害という事ですが、うつ病とはちょっと違う訳です。ハルシオンの副作用は、”飲まないと寝られないのでは?”という心境にかられます。もしかするとこれが一部うつ病なのかも知れません。

母のうつ病について

民芸品

ただ実家の母がうつ病なのですが、実はこれが要因だったのもあるのです。もともと私から見ても、うちの母は甘やかされて育てられた気がします。従って、自分の思い通りにならないとすぐ癇癪を起す人間でした。自分の意見は必ず正しく、それに反した事を言うと全く関係の無い話などを持ち出して中傷行為等々をしてきます。そういう問題行動は、更年期障害になってからより顕著に現れました。無論本人には悪気が無くても、心無い言葉を言ってみたり他の人からみて首をかしげるような行動を取るようになりました。年齢的にはまだ痴呆の出る年齢ではありませんでしたし、幸い親族に脳で疾患がある人はいないのです。そういう行動が結果、まだ病気がそうさせているという根拠がこちら側に認識してない状況でしたから、こっちとしても本気になって捉える訳です。これは女性全般に言える事ですが、論理的に物事を相手に解釈させようとする男性の言い分が、そうした事を一切受け付けないような母のようなタイプは説得をこころみても、ただただ憤慨するだけで理解しようとはしません。それどころか、自分の思い通りにならないと解ると攻撃的になり、会話がもはや成立しなくなってきます。

うつ病と経済状況について

お金

ここで私の家庭状況にも関わりがあるのですが、父は用瓦(カラーベスト)の取り付けをする職人でした。バブルの頃は羽振りが良かったのですが景気の冷え込みから、住宅の需要も少なくなってきました。現在もそうですが、少子化になったり景気が悪くなるとモロに被るのは建築関係ではないでしょうか。私の父は個人で請け負っているような仕事でしたので、末端の方に仕事が来なくなると当然収入もなくなってきました。家のローンもだんだん支払えなくなってきて、私も大学進学を諦めざるを得ませんでしたし高校は自分で学費をねん出しました。そうした生活難から、母親はどんどん家計をやりくりするにあたり追い込まれていったと私は思います。先にも申しました通り、計画していたローンも生活設計も、自分の思い通りにはならなかった訳です。そうした我慢が全く出来ない人が故に、もろにストレスがかかり数年後にはうつ病を発症したのかもしれません。勿論、更年期障害がその時期にありましたので複数の要因があったと思います。これ以降、私は母親の言動や行動に散々苦しめられる事になって行きました。

母のうつ病と私の仕事

人ごみ

先にも申しました通り、私は三交替制の仕事に従事してました。夜勤や晩勤は特に問題はないのですが、朝の勤務に問題を起こしてました。朝の出勤時間は朝6:50分です。幸い私の仕事場は当時、車で10分もあればいける所にありました。従ってぎりぎりまで睡眠を取る事は出来るのですが、母親は朝5時に掃除機をかけ始めるのです。当然その音に目を覚める訳でやめてもらえないかと頼んでも、意地悪な口調で”いやだね”の一言で取りつく暇がありませんでした。では母親は就労を当時していたかと言うと、私や父が出勤した後布団を敷いて寝てしまうようです。つまり自分の睡眠時間確保の為に、私の説得を聞き入れないのです。実はこれには理由がありました。ある日私はハルシオンを切らしてしまいまいた。すると母も睡眠薬を貰っているらしく分けてもらいました。飲んで眠る事は出来たのですが、いざ起きようとしたら頭がふらついて最初まともに歩く事ができませんでした。まるで酒によったような感じで千鳥足。ハルシオンを飲んでいる人は、こうした事には言い方は変ですがある程度抵抗力みたいなもんはあるんですが、それでもこの薬の力はただ事ではないと思います。薬は忘れてしまいましたが、確かに日常生活が困難になる程の薬だと思います。これ程の薬を服用していては、早く床につきたい気持ちは解らなくもないですが、このままでは自分の身が持たないと思いその年に実家を飛び出しました。このままでは自分もうつ病になると思いました。これはあくまで一例で、この間色々トラブルを母は起こし続けました。心無い行動が、それが病によってそうさせているのかと考えもしますが限界を感じました。

本当に怖いです

 

それと母は奇行が目立つようになりました。トイレが終わると普通お尻をふいた紙がトイレに流すのが普通ですね。ところがトイレにあるゴミ箱に、自分のふいた紙を入れて保管するという訳の解らない行動を取るようになりました。当然、汚物のついた紙を見る訳ですからやめるように説得しても、これまでも述べたとおり”自分の行動を指摘する事は敵”な訳なので聞き入れてはくれません。困るのが家族のレベルならいいのですが、お客様が来た時にこれを見られたらどうしたいいのかと思ってしまいました。なるべくお客様を家に上げないという事が続きました。そうしたわけで会社の同僚を呼ぶなんてとてもできません。

うつ病と不眠症は似ているし、服用する薬も似通っているのですが基本的に本人のもともとの素行からうつ病が発症したりします。本人がやりだす奇行な行動に、家族でもどう接していいのかそして、巻き込まれると自分もその症状を発症する可能性があるうつ病とは恐ろしい病なのです。

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