うつ病克服体験記

みんなで協力してうつからの回復

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僕のかつてからの友達でもある女性の話です。
彼女は非常に真面目で責任感もある、とても信用のおける人でした。そんな性格から仕事でも自分から提案実行をしていくアクティブなキャラで周りからも慕われていたのです。
しかしそんな彼女があるときうつ病になりました。
時々一緒に飲んでいたのですが、とあるときから「仕事って大変だよね」と弱気な発言が増えていたことには気づいていました。
しかし、仕事だし大変なこともあるよと軽く考えていたので、ある程度の話は聞きましたが、結局彼女はやり抜くんだろうなと感じていたのです。
それから数ヵ月経ったあるときに共通の友達から聞かされて解ったのです。彼女がうつになり仕事を辞めていたと。

突然のうつ病。友達がうつになったきっかけとは

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彼女は実家に戻り部屋に閉じこもりになっていました。
僕や友達は昔から彼女の実家には遊びにいっていたので、幸い彼女のご両親とも仲が良かったのです。
ですので彼女がうつになってからも回復に協力するために、定期的に顔を出してました。

最初のうちは僕らと顔を合わせることも拒否していましたが、しばらくすると出てきてくれて話ができるようになりまして。
とりあえず仕事で何があったのかを聞きました。辛いことがあってやめたはずなので。
その答えはストレスの積み重ねというものでした。何年か前から同僚の人事異動により、メンバーが一新したらしいのです。
その新しいメンバーと上手く仕事を回すことができずに、少しずつ苛立ちが募り始めてきて。しかし彼女はそれなりの責任者となっているため、何かがあれば自分の責任にもなってしまう。
なんとか彼女なりに頑張ってきたけど成果も出ずに、自分の中で燃えつきてしまったようなのです。
以前のメンバーの時はできていたことなので、なおさら自分にも怒りがあったのでしょう。

うつ病のきっかけを知ってから出来たこと

それを聞いて僕らはまずゆっくり休むことを進めていきました。
彼女は当時は心療内科にも通っていて、先生と話をしながら薬を飲んで治療をしていました。それでも彼女が普段思っていることは、こんな休んでいる自分はダメな人だと責めるばかりでありまして。
責任感の強さから出るものだと思います。
それでうつにもなってしまったのでしょう。
だからこそ、近くにいる僕らが落ち着いて休むことを推奨する必要があったのです。仕事をしていなくても誰も責める人はいないと信じさせるように、とにかく落ち着いてもらうことに努めていました。

彼女のうつの幸いなのは、常に気を落としているわけでなくて、調子の良いときもあるということで。そんなときには仕事の休みの友達が外へ連れ出してバドミントンをやったり、散歩したり、体を動かさせていました。
家にずっといても気持ちは晴れることはないので。もちろん誘い出しても本気で断られることもありましたが、そんなときは無理せず家でゆっくりさせておいて、また気持ちが上がってきたときに変わらず誘っていくように接していたのです。
彼女の母親の話によると、やはり外に出たときは寝付きが良いと言うことで、それからもすきあらば日光を浴びさせて、体を動かしての生活を繰り返していったのです。

彼女はうつ病を患いながら頑張っています

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そんな生活を数ヵ月していたときに彼女はまた「仕事しなきゃ」と言う気持ちが出てきたのです。
医師によるとまだ早いとのことでした。まだもう少しゆっくりさせてあげないと。もう少しで良いとのことらしいのです。
僕らも正直、もうそろそろ状態も良さそうだし軽い仕事につかせても良いのではと考えていました。しかし医師からの話もあるので慎重になります。
でも彼女のやる気を削がないためにも、とりあえず次はどんな仕事につきたいのか、何か理想のところはあるのかなど、そんな話だけはしていたのです。
そんな話をしているときの彼女はとても熱が入っていて、本当に今すぐにでも復活させてあげたい気持ちでいっぱいです。
その頃になると、彼女は自分から家族の仕事の手伝いをやるようになりました。母親も休ませてあげていた方が良いのではと思い迷っていたようですが、手伝わせていても彼女の様子がまた変になるようなことも無さそうなので、そのまま続けさせていたらしいです。
同時に僕らがいなくても一人で外に出て散歩をしたり、自由に体を動かしているようなのです。もう暴言をはいたりネガティブな発言も減っていると、明らかに解るようでした。
何より大きなことは、今まで自分が休んでいたことを理解して納得していたのです。自分には必要な時間であり、その時間を有益と思ってくれていました。
それで僕らも安心しました。もう復帰は近いとみんなが思っていたのです。

実際に彼女はそれから翌月には仕事を始めました。
飲食物の販売の仕事に就いたのです。最初は軽いバイトからでしたが、少しずつ時間を増やしていき、今ではまた小さい店舗ながらも責任者として楽しくやっているようです。
もう彼女がうつになることはないと信じております。強い女性なので。
そしてこれからも周りの人がうつにならぬよう意識していこうと思います。

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